どうも、マッキンです。
不定期連載シリーズ、アメリカンダックスのレストア。
前回の、ロッカーアームシャフトが抜けない!という話の続きです。
前回の記事はこちら
本来ならば、ロッカーアームシャフトの内側にねじが切られているので
「8mmボルトをねじこんで引っ張り出す」だけで抜けます。
ところが、ねじが切られているのは片側だけで、よりによって何もない方を外側に向けて仮組みして、
サビで固着してしまっていたのでした。
いろいろ試すもうまくいかず、ねじ切りタップを注文したところで前回の記事は
終了していました。
目次
ねじ切りタップを手に入れた!
Amazonで注文。
早速試しますが・・・
硬い!
まったく食い込んでくれません。
シャフトの材質が、想像以上に硬い。
体勢も不安定だし、あまり力もかけられず。
うまくいく気がしません。
うーん、まいったなあ・・・
ここでまた、時間が流れていきます。
そして考えます。
ロッカーアームシャフトは抜けない。
でもロッカーアームの挙動に影響はない。
いまシリンダーヘッドのIN側には、バルブスプリングが組まれている。
ロッカーアームは邪魔だけど、なんとかスプリングを縮めることができて、バルブリテーナーとコッターを組めれば、それでいいのでは!?
というわけで、バルブスプリングコンプレッサーを探します。
モノタロウで探すと、Daytona製品だと5990円。けっこうお高い。
モノタロウオリジナル品が、3990円。
むかしどうやってばらしたんだろうなーと思いながら注文しようとしたそのとき、
タイミングよく超paypay祭がはじまりました。
一応さがしてみると、なんとノーブランド品で1720円のものを発見!
「やっすう~!」
写真でみるかぎり、モノタロウで見たものとそれほど変わらず。
スプリングを押し込む機能があればそれでいいので、購入。
なんと半額クーポンが使えて、 860円で購入できました。
楽天市場で1720円のバルブスプリングコンプレッサーを見てみる
バルブスプリングコンプレッサーを手に入れた!
しばらくして到着。
値段からして、ドキドキしながら開封。
まず、ケースを開けるツメが、おきません...
はじめての経験です。ツメを、工具でおこして、ケースを開けます。
とりあえず、サビはなさそうです。
アタッチメントを外し・・・ はず・・・
外れません!!
がっちりホールドされており、エッジが鋭くて、手が切れそうです!
またもや工具を使って取り外し。
手に持ってみると、例えようのないチープさがビンビン伝わってきます。
これは、鉄、なのか・・・?
使って大丈夫なんだろうかと、不信感がつのります。
ちなみにハンドルやネジ部にさびどめの油分はいっさいありません。
少しCRCを吹いてから、おそるおそる使ってみます。
結論、フツーに使えました(笑)
というわけで、ロッカーアームシャフトが抜けない騒動は「あえて抜かない」という選択をすることで
解決しました。(なんだそれ)
よし、来年夏のダックス125発売に向けて、ペースをあげるぞ!
と思ったら、あと2つあるはずのコッターが1つしかありません(泣)
パーツリストをみながら、注文する部品リストの作成という
またもや地味な作業につづきます・・・
P.S.
コロナ疑惑で倒れてましたが、ようやく回復しました。
結局、医療機関は受診せず、自宅療養ですみましたが、なんだったんだろう、というのが本音です。
熱が37℃台前半で済んだので、コロナではなくただの風邪だったと思っているのですが。
年をとって、回復力が衰えてるだけかもしれませんね。
みなさまも、どうぞお気をつけください。
関連記事です。
レストア記事 その6 です。
気分転換に仮組して妄想してます。
サービスマニュアルに書いてあることは守りましょう。パーツリストも有益です。